暑さもだいぶ過ぎ去り、朝晩は涼しい日が増えてきました。
そんな季節の移り変わりと共に、市場でも野菜や果物の顔ぶれが変わってきています。
そんな中、今年もりんごの時期がやってきました!
会社ロゴにもりんごを取り入れている丸二としては展示にも力が入るところです。
たくさんの品種がありますが今回はその中から8種類を展示しております。
こちらの【トキ】と【きおう】は、どちらも黄色のりんご王林を親としています。
酸味はどちらも控えめで、さわやかな香りと甘みが特徴です。
こちらは千秋というりんごを親とする【秋映】と【シナノドルチェ】。
千秋は、先ほどご紹介したきおう(王林×千秋)の掛け合わせ親でもあります。
どちらも千秋の良いところをしっかり受け継いだパリッとした食感と果汁の多さが特徴となっています。
シナノドルチェは旬が短い品種のようなのでお店で見かけた際にはぜひ!
こちらの【紅いわて】、岩手のオリジナル新ブランドだそうです。初めて見ました!
美味しさもさることながら、皮を剥いてからの変色が少ないのでトッピングにも最適とのこと。
食べたことがある方も多いであろうと思われる【紅玉】【早生フジ】【サンつがる】。
紅玉(別名ジョナサン)はアメリカが原産なのですが、日本に渡ってからはその独特の酸味からお菓子などに重宝されたり、また優秀な親品種としても活躍しています。
フジは逆に日本の代表品種として世界的にも人気が高く、アメリカやニュージーランドなど海外でも生産されています。調べてみるとサンつがるの親が紅玉だったり、またもう片方の親のゴールデンデリシャスが黄色りんごの王林の親でもあったりと、色々な品種がつながって現在の種類の多さにつながっているのだなと面白く感じます。
今やスーパーや果物屋さんで見ない日はほとんどないくらい私たちの身近にある果物となったりんごですが、日本でりんごが本格的に栽培され始めたのは意外にも最近で、明治時代からといわれています。
現在では、市場に勤めていても初めて聞く品種がまだあったりするほど豊富なバリエーションを持つようになったりんごたち。ここまで広く普及する果物になった背景には、大勢のりんご農家の方々のひたむきで地道な努力があったのでしょう。また、りんごが赤くなると医者が青くなるという言葉もあるように栄養が豊富で、一説によると口臭予防や消臭効果もあるといわれており、そういった食材としても優秀なところも人気が出る一助となったのかもしれません。
日々心をこめて栽培してくださる農家さんたちの尽力に感謝しつつ、今シーズンもみなさまに美味しいりんごをお届けできるよう社員一同頑張っていきたいと思います。